私たち職人にとって道具とは、モノづくりの相棒であり、自分の仕事の足跡でもあります。
新しい複合機がやってくる前に、弊社の歴史とともに長年稼働し続けたタレットパンチプレス(タレパン)とのお別れがあります。弊社ではメーカーさんの名前そのままに「日清紡」と呼んでいました。正式名称は、「MTP-1000F MKⅡ」です。
20余年にわたって活躍した機械です。機械周辺を片付けていると社長や常務が手書きしたプログラム票が出てきました。色々な思い出が詰まっている機械です。長年乗った愛車と別れるような気持ちです。
長年にわたり日清紡のオペレータを務めてくれた島津さんと記念の一枚を残し、最後にもう一度島津さんに拭いてもらって明日の搬出を迎えます。
長い間お疲れ様でした。