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  • 社外イベント
  • 2019.09.05
「企業視察 from 富山県内企業様」

皆様、お世話になっております。

お盆が明け、あっという間の9月です。今年も残り4か月ということに驚きますね。

朝夕は涼しく、夜中に雨が降る日も多いですので、うっかり薄着で寝て体調を崩さないように気をつけましょう。

さて、先日9月2日(月)になりますが、富山県様、富山県内の企業関係者の皆様が「富山県中小企業経営モデル企業研究会・とやま創造倶楽部合同研修会」として、当社へ企業視察にいらっしゃられました。

当社は両方の会に所属しており、今回の企業視察となりました。

総勢32名と、コンチネンタル史上で最多人数の工場見学です。

各部署が当日に向けて、少しでも満足いただけるように色々な準備を行いました。

それでは当日の様子をお伝えしていきます。

まずは、富山県中小企業経営モデル企業研究会・会長様より挨拶をいただきました。

「ぜひ盗めるものは盗んでいきたい」というお言葉に、緊張してしまいます。

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次に当社社長から挨拶です。

「盗めるものは鉄板くらいしかないですが、重たいので気を付けてください。」というジョークに会場が少し和んだように感じます。

見て欲しい箇所については、「狭い場所のなかで、いかに工夫しているか」とお伝えしました。

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専務から企業説明を行いました。最多人数ということもあり、緊張気味のようにも見えました。

企業概要や板金加工技術、IT活用を主に説明。皆様、興味深そうにお聞きになっていました。

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当日は大人数ということもあり、社長班と専務班の二班に分かれての見学です。

各工程を十二面体のサンプルワークを作りながら回っていきます。

まずは、管理棟2階のプログラム室からスタートです。コンチネンタルの頭脳というべき部署になります。

例えば、紙にサイコロの図面を書くようなイメージでしょうか。

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次にブランク工程です、「抜き工程」とも呼ばれます。

機械を用いて、鋼板を製品の形状に切断加工していきます。

例えば、紙をサイコロの形に切り取っていくイメージです。

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プレス工程、「曲げ工程」と呼ばれることも多いです。

先ほど切断した鋼板を曲げていきます。切り取った紙をサイコロの形に曲げていくイメージです。

今回は十二面体を作るために、2個の部品(仕掛品)を使用します。

なかなか人に見られる機会が少ないため、やはり緊張したそうです。

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こちらは機械加工の部署になります。

今回の十二面体製造ラインには利用されませんでしたが、鋼材に穴をあけたり、タップ加工などをする工程です。

板金加工業でこの部署を保有しているのは、少し珍しいかもしれません。

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最後の溶接工程です。

曲げた鋼板を溶接でくっつけて、最終製品にしていきます。今回は十二面体ですね。

例えば、サイコロの形にした紙をノリやテープでくっつけるイメージです。

こちらもやはり、職人さんは緊張していた様子。

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完成した十二面体です。

見学者の中には、表裏の合計が「13」であることを確認された方もおられました。

そこまで見ていただけたことを喜ぶと同時に、きちんと設計していて良かったと安堵しました。

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当社がこれまで取り組んできた「超高真空チャンバー」のサンプルです。

「宇宙と同じ状態にする」というワードに、興味をもっていただけた様子で、嬉しく思います。

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工場見学を終え、質疑応答の時間となりました。

技術的なこと、女性の職人さんのこと、コンチネンタルの社名の由来など、多くの質問をいただきました。

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最後に、とやま創造倶楽部・会長様よりご挨拶をいただきました。

「盗みたいが、盗むのが難しい」という、お褒めの言葉をいただきました。

皆様に、何か一つでも参考になることがあったなら、とても嬉しく思います。

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このような貴重な機会をくださった、富山県様、富山県中小企業経営モデル企業研究会様、とやま創造倶楽部様、本当にありがとうございました。

当社としても、社長以下従業員まで緊張しながらにはなりましたが、非常に良い経験となったように感じています。

十二面体の完成品を紹介しておきます。当日はここまでお見せできませんでした。

製品を洗浄(酸洗いとも呼んでいます)すると、ここまで綺麗な状態になります。

ステンレス製品は、この工程を経てお客様へ出荷しております。

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